【#13 照明係】ステージを、より華やかに。
CLでの演出において重要な役割を果たしている照明係。
バンドとのすり合わせ、試行錯誤。
その事前準備、苦労、喜びについて
spi3とーりに話を聞いてきた。
照明係って具体的には何をするの?
名前の通り照明に関わる仕事をしているのはわかるんやけど、具体的にはどんなことしてるん?
CLでの仕事が主になるんやけど、各バンドの要望に沿ったステージの演出を創るために、どういう風に照明を使ったらいいかを考えて、その要望をホールの人に伝えるとか、バンドとホールの中継係みたいな感じやな!
演奏中に照明が変わるのはリアルタイムで全照明を別々に操作してるわけじゃなくて、あらかじめこういう順番でこの照明を動かしますよっていうのをプログラミングしておいて、本番での照明の操作を簡略化してるねんな。
CL当日は自分たちで照明を動かしたり、ホールの方がプログラミングをしてくださってるからその合図を出したりしてます!
理想を実現するために…犠牲になります…
仕事内容を聞いたときに、事前準備が大変そうやなって感じたんやけど、一番苦労したことって何?
バンドが望む演出をうまいことホールの照明で表現するのが難しい。理想に近づけるにはどうすればいいのか、昔のCLの映像や永井さんの色んな照明を見ながら試行錯誤していくのが大変やな。
あとは、今年から永井さんの照明も使わせてもらうことになったから何度か使い方を習いに行ってて、それが深夜になりやすいから単純に体力的にも大変やなぁ。
私もちょっとだけ照明やってたことあるけど、設営からプログラミング、実際の操作って覚えることいっぱいあるもんな。
そやな。今年はムービングライトっていう機械だけ永井さんに借りることになってるけど、来年以降それ以外の機材も借りることになったらもっと積極的にvoicesストとかも手伝いに行くことになると思う。
あとな~全体曲出られへん人がおるんよ。毎年誰かが犠牲になるねんけど、俺今年ソロパートオーディション落ちたから犠牲になります(笑)
サークル員が全体曲歌えるのはステージ以外の場所で動いてくれてる照明係とか機材係があってこそやもんな。いつもほんまにありがとう(泣)
りき様!!!!!!!
照明係は、毎年長がとにかく大変やねん。今年やったらりきさん、いや、りき様がほんまにすごい。バンドが希望しているこの演出は実現可能なのかっていう最終判断するのも、提出してもらった照明表チェックするのも、それをホールの人に提出して連絡とるのも全部りき様やねん。
やりたい演出が途中で新しく出てくることもあるし、リハとか当日になってバンドとの打ち合わせがうまくいってなかったとことかが出てきて、毎年長の人が会場かけまわってるイメージ。
仕事の性質上、長が仕事抱え込んじゃうねんな。分担とかはしてないん?
一応各バンドで照明のタイミングを支持する全体担当、要所要所で大きな役割を果たすピンスポット、今年初めて使うムービングライト担当、って3人ずつ割り振ってるけど、結局分担するのが難しくて、長が一番大変な係やと思うわ。
ボタン一つの重み、その分のたくさんの喜び
自分のミスがリアルタイムで反映されてしまうから絶対に失敗できないっていうプレッシャーがあって、結構怖い。
合図とかボタン一つに対する責任感がやばいな。でもその分いい感じに出来たときの達成感すごいんちゃう?
せやなぁ。CLの動画があがって、いい感じに編集されてるの見たとき「おぉ~これ俺がやったやつ~」てなるんが楽しい。
あとは、ホールの上にある調光室から見るからみんなと違う景色が見れるのもうれしいな。
もちろんバンドの要望通りの演出ができたときの満足感もすごい。
あと…あれや!バンドの人にお礼言われるんもやっぱり嬉しいよな。一回先輩にツイッターで「この照明、私がまじでやりたかったやつやわ!ありがとう!」て言ってもらえたんは嬉しかったなぁ。
その中で何か意識してやってる事ってある?
意識してやってることは、照明があればステージは豪華になるけど、やりすぎたら演者が目立たなくなったりするから、バランスが大事やねん。
無駄にやりすぎず、必要な分だけ使って効率よくステージを作るにはどうしたらいいかっていうのを常に考えてるな。
ただ派手にやればいいんじゃなくて、演者を輝かせることが大事やねんな。
最後に伝えたいことがあればどうぞ!
ムービングライトが新しく加わったから、それをどう活かしていくのか、豪華になる感じを楽しみにしといてください!!
0.1秒の差がそのバンドのステージの運命を分ける。
バンドが一番輝くために。最高のCLを更新し続けるために。
それらに必要不可欠な照明係がこれからどう進化していくのか今後も楽しみだ。
(文責:しずく)